トランスフォーメーション
ラボでコンピテント細胞を自作することもあるかもしれないが、コンピテンシーが高くないとうまくいかないようなケースでは迷わず購入すべきである。
ラクトースオペロンとカラーセレクションの原理の詳細については調べてみよう。
トランスフォーメーション
1. コンピテント細胞を冷凍庫から取り出し、氷上で解凍する。
2. 穏やかなflicking(人差し指でちょんちょんとチューブを叩くように揺すること)により、細胞を混合する(コンピテント細胞は壊れやすいので、ピペッティングしない)。
3. 分注されたコンピテント細胞の入ったチューブに、ligation反応物を加え、穏やかなflickingにより混合し、30分間氷上に静置する。
4. 正確に42°Cのウォーターバスで、55秒間、細胞をHeat-shockする。
5. 即座にチューブを氷冷し、2分間静置する。
6. 950μlの37°Cに保温したSOC培地を加え、150rpm以下の震盪で37°Cで50分間インキュベーションする。
7. 室温、6,000rpmで3分間遠心し、上清を200μl程度残してSOC培地をデカントで捨てる。
8. 37°Cに保温したプレート(抗生物質を含浸したLB寒天培地)にスプレッディングする。
9. 37°Cで一晩インキュベーションする。